プロから学ぶ中古住宅の見極め術(P2)|不動産・住宅情報はホームアドパーク

住環境のチェックポイント 住環境のチェックポイント

購入する予定の建物・室内のチェックはもちろん重要ですが、毎日の暮らしは周囲の環境も重要なポイントです。 環境は変えることができませんので、事前にしっかりチェックしましょう。 「日照」、「用途地域」、「補助金・医療・学校」、「時価動向・交通」の4つのポイントを確認していきます。

日照をチェック 日照をチェック

毎日の暮らしが、より安心・安全である為には、家を取り巻く環境が重要なポイントになります。 ここでは「日照・用途地域」の2つの視点から事例を取り上げ、すぐに活用できる豆知識をご紹介します。

日当たりを絶対に確保する為には現状のチェックだけではなく、将来的な周囲の開発計画も調べておかなくてはなりません。特に物件の周囲が空き地や駐車場だったりしたら要注意です。このような広い敷地には将来的にマンションや大型スーパーなどが建設される可能性があります。
購入前に役所の都市計画課・建築審査課の窓口やホームページで都市計画や建築計画概要書などの内容を確認したり、近所の商店の方々に聞いて地域の情報を集めてみる事が大切です。

せっかく購入した家の目の前に大きなマンションが建ったら、日当たりだけではなく、眺めも遮られ、それに伴って風通しも悪くなるなど健康に影響を及ぼし兼ねない問題が発生します。事前の十分な情報収集が将来的なトラブルを避ける為の重要なポイントとなります。

●周囲に広い公園・畑・空き地はありませんか?
→公園があったり、緑が多いことは良い環境の条件と言えるでしょう。でもそれが永遠とは限りません。その土地が誰の所有のものか、都市計画で無くなる予定はないか?などの確認が必要です。もし規制で守られている地域なら安心ですし、畑などは古くから住んでいる近所の方に話を伺うと良いでしょう。
●周囲に倉庫や駐車場、社員寮はありませんか?
→これらの企業が管理している、まとまった土地は要注意です。用途地域にもよりますが将来的にマンションや大型スーパーなどが立つ可能性があります。社員寮も売却してマンションに建て替えられるケースも増えています。目の前に広がっている景色だけではなく、将来的なことも視野に入れて、ひとつひとつ検討していくことが大切です。

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