プロから学ぶ中古住宅の見極め術(P4)|不動産・住宅情報はホームアドパーク

住環境のチェックポイント 住環境のチェックポイント

補助金・医療・学校をチェック 補助金・医療・学校をチェック

毎日の暮らしの快適さは建物だけではなく、地域の教育、医療などの社会的環境がどのように備わっているかによって守られます。その街の「住みやすさ」も重要なキーワードになります。ここでは「補助金・医療・学校」の3つの視点から事例を取り上げ、すぐに活用できる豆知識をご紹介します。

乳幼児医療費補助に限らず各種補助金制度は自治体によって内容が異なります。 自治体は地域の経済状況や環境により様々な補助金制度を設けています。 もし、道路を挟んで市が異なる場合、こちら側と向こう側の住人では当然利用できる補助金制度の中身も変わるわけです。 これらの補助金制度に関しましては、役所に問い合わせを行えば目的に応じて窓口が設けられていますので、詳細を確認できます。

病気やケガはいつ起こるか予測できません。 特に小さなお子様がいるご家庭では、どんな病院があるか?診療体制はどうか?地域の評判はどうか?など事前に知っておきたい事がたくさんあると思います。 物件概要に、ある程度の医療機関が紹介されていますが、それだけでは十分な情報と言えません。 地域の地図を購入し(ホームページでも確認できます。)詳細情報を入手しましょう。

病院によっては、夜間診療だけではなく、インフォームドコンセントを患者の当然の権利として認識し、診療記録などを文書・コピーあるいは口頭での開示を求めることができるところもあります。 また、医療福祉相談室を設置し、社会制度(健康保険、年金等)から経済的な心配事についてまで幅広くソーシャルワーカーが相談を受けている病院も増えています。

物件周囲の情報収集の際は医療機関の場所を確認するのではなく、その病院がどういう体制の病院かまで把握する事が、そこで暮らしていくために重要なポイントとなります。

現在、各自治体では文部科学省の指導の基に、あらゆる改革が進められています。 公立の小・中学校の統廃合もその一つにあげられます。 このような背景から家の近くにあった学校が閉校になり、小さな子供達が長時間かけて通学する状況になる可能性も当然出てきます。 これらは各自治体で計画的に進められておりますので、役所へ問い合わせすれば詳細情報が得られます。

また、学校だけではなく、共働きの家庭には必要不可欠な学童クラブの設置状況や費用、地域での子育てサポート体制なども合わせて確認しておきましょう。 もし、購入希望物件の近くに大学があれば、地域住民に開放し、様々な体験学習を行っている場合もあります。 近隣施設の現状把握だけではなく、将来的な計画情報も合わせて収集する事が重要なポイントとなります。

用途地域のチェックポイントに戻る

次のページは、時価動向・交通のチェックポイント