新しく登録された用語を紹介します。旬のワードが見えてくるかも。
安心R住宅
/ あんしんあーるじゅうたく「安心R住宅」制度(特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度)は、既存住宅の流通促進に向けて、「不安」「汚い」「わからない」といった従来のいわゆる「中古住宅」のマイナスイメージを払拭し、「住みたい」「買いたい」既存住宅を選択できる環境の整備を図るために創設された制度で、登録された事業者団体は国が商標登録した標章(ロゴマーク)を広告時に使用することができます。標章に登録団体の名称が併記されていない住宅は安心R住宅ではなく、仲介業者は標章に併記されている団体から標章の使用許諾受けている必要があります。
「安心」とは、①新耐震基準等に適合し ②インスペクション(→用語集:い)の結果、構造上の不具合および雨漏りが認められず、既存住宅売買瑕疵保険の検査基準に適合していることを意味し、「R」は、Reuse(リユース、再利用)、Reform(リフォーム、改装)、Renovation (リノベーション、改修)を意味しており、「安心R住宅」とは、①耐震性等の基礎的な品質を備え ②リフォームを実施済み又はリフォーム提案が付き ③点検記録等の保管状況について情報提供が行われる、国の登録を受けた事業者団体の構成員(会員企業)の責任において、国が定めた要件に適合する旨が表示された既存住宅を指します。従って、国による個別審査を受けたものではなく、建築基準関連法令等に明らかに違反している既存住宅は対象になりません。また、現行の建築基準関係法令等への適合や、将来にわたっての地盤の不同沈下や地震後の液状化について保証するものではなく、地盤、給排水設備の状態やシロアリ対策については、専門の調査会社等に相談することが必要になる場合もあります。