新築一戸建てを買うのは非常にうれしいもの。
慣れない買い物ですから、冷静でいろと言われても難しいかもしれません。
どんな風に物件を見れば良いでしょうか。
チェックしておきましょう。
実際に建てられたばかりの家はきれいで、問題点を見つけるのは素人には難しいもの。
建つ前の状態を確認できれば、より良いでしょう。
基礎工事がきちんとしているか、土地の状況はどうか、といったことを見るためには、広告が出て素早く見に行く行動力が大切です。
内装などの仕上は、普通の部屋の中はきれいなのが当たり前。
しかし、押し入れの隅っこなどに板がきっちり合っていないなど、仕上の粗さが出るものです。
屋根裏収納庫なども、ていねいに仕上をチェックしましょう。
見学には懐中電灯を持っていって、きちんと隅を見るクセをつけましょう。
収納家具や引き戸などは開けたり閉めたりしてみます。
営業マンがついていたりして、何だか急いで見ないといけない気になってしまいがちですが、ここはじっくりとやってください。
たて付けが悪いと建具のすべりが悪かったり、収納の扉がきちっと合わなかったり。
実際にはそんなにひどい建て物はそんなにないのですが、それでもしっかりチェックする気持ちを忘れてはいけません。
窓は閉めたら、外の物音がどれぐらい聞こえるか、少し待って耳を済ましてみましょう。
一戸建てなのに、隣りの家でどたばた歩く音が響いてくるようなら、壁の薄い家だということになります。
不動産会社さんに車で案内されると、周囲の状況を車で通過しながら見ただけ、ということになりがちです。
できれば帰りは歩いて帰って、駅までの距離感や周辺の雰囲気を見てください。
家の前の道が、「静かそうだな」と思っても、通勤時間には意外に抜け道になっていてすごく交通量が多いといった場所は多いものです。
小さな子供がある場合にはこうした点も気をつけて見ないといけません。
できれば後日家族だけで電車で出かけて、駅から歩き、近所の人に状況をたずねたりして、じっくりと周辺情報を集めてください。
これもチェックリストを作っておくと良いでしょう。
駅前におしゃれな店が1つあるから、という理由で決めてしまうことがありますが、焦りは禁物です。
まず、家の向きをチェックするコンパス、広さや家具が設置できるかどうかを確認するためのメジャー、現地の状況を確認するための詳しい地図はぜひ揃えてください。
家の細部をチェックするためには懐中電灯もほしいところ。
デジカメがあれば、フィルムの枚数を気にせずに写真もとれるでしょう。
それに自分の大切な条件を書いたチェックリスト。
これは夫婦で見るなら1人1枚持って、それぞれが自分の正直な感覚を記録できるようにしましょう。
詳しい情報を書き込むためのノート。
これで7つです。
しっかり記録して、後悔のない良い買い物を目指してください。
家を見に行くのは週末に家族連れで、帰りにはみんなでちょっと遊びに行こう、といった半分レジャーのような感覚で行くことも多いのではないでしょうか。
ただ、あまりラフな格好で行くと損をします。
家を買うなんてたいていの人が慣れていませんし、服装が高い買い物とあまりに不釣り合いだと、自分の気持ちが負けてしまいます。
ちょっとオドオドした気持ちになって、したい質問ができなかったり、足早に出てきてしまったり。
それでは良い家選びはできません。
スーツにネクタイで、とは言いません。
気後れしない程度の身なりを整えて出かけましょう。
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