部屋探しの決め手は何?
部屋探しのチェックポイントにはさまざまな点があります。理想通りの物件が見つかったらラッキーですが、予算内ですべての条件を充たす物件がない場合もあります。
その場合には、前もって決めておいた優先度の高い条件を重視して部屋を決めることになります。「広さ」は絶対譲れないのか、それとも築年数か、設備か?等々。
ちなみに、部屋探しをしている人はどのような基準できめているか、というデータがあります。
一番高いポイントは「家賃が適切だったから」です。次に、「住宅周辺環境」「住宅のデザイン・広さ・設備」と続きます。
(国土交通省:平成20年度 住宅市場動向調査 平成21年6月18日発表)
http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000022.html
ここは忘れずにチェック
間取り、立地条件が気に入ったら、今度は細かいチェックをしていきます。
せっかく気に入った部屋なのにトラブル続きだった、なんてことにならないように、気付いたことはすぐに不動産会社に聞きましょう。
壁紙、鍵、窓やサッシ、水回り、床などの改善、流し台の下やタタミのきしみなど、リフォームがきちんと行われているかどうかのチェックをします。
入居前であればたいていの場合、不動産会社が間に入って大家さんにリフォーム交渉してくれます。
ここでちゃんとチェックしておかなければ、自分の退去時にリフォーム代として多額のお金を請求されることも考えられますので、念入りなチェックをこころがけて下さい。
信頼できる不動産会社かどうか?
住まい選びに欠かせないのが不動産会社選び。見学から契約、賃貸の管理など、長い付き合いになる場合もありますから信頼できる不動産会社を選びたいですね。
では、どうやって選ぶかですが、ポイントのひとつに免許番号を参考にするというものがあります。
不動産の取引には、宅地建物取引業法により免許制度(宅建免許)が適用されています。
「国土交通大臣免許( ) 第○○○号/○○○知事( )第○○○号」といった、不動産会社のオフィスなどでよく見る免許証番号が、認可された番号です。
宅建免許には、「国土交通大臣免許」と「都道府県知事免許」の2種類があります。
単一の都道府県内に事務所が存在する場合には各都道府県知事免許で、複数の都道府県に事務所が存在する場合には、国土交通大臣免許となっています。
宅建免許は更新制で、現在は5年に1度の更新となっています(1997年4月1日以降。それ以前は3年に1度)。
「( )第○○○号」の( )内の数字は更新の数字です。
この数字が大きいということは、更新が多い(=営業期間が長い会社)ということになります。
一般的には、長年営業している不動産会社はそれだけ信用があるという見方ができますので、これを目安のひとつにするのも方法です。
但しそれだけを判断材料にするのではなく、営業マンやスタッフの対応などと併せて総合的に判断したいですね。
入居の申込に際して
日本の場合、入居申し込みの際には連帯保証人が必要です。連帯保証人には両親、会社の上司、同僚、兄弟、親戚が適切です。
最近は保証人が不要な物件というのもあるので、条件を指定して物件検索をしたり、不動産会社に希望を伝えてみると良いでしょう。