学生・新社会人の一人暮らし「新生活ガイド」(P2)

学生・新社会人の一人暮らし「新生活ガイド」(P2)

学生・新社会人の一人暮らし「新生活ガイド」

生活に必要なお金や街の選び方。はじめての一人暮らしを応援します。

4月は新入学や新社会人デビューとして、初めて「一人暮らし」を始める人も多いと思います。
ここでは、部屋を借りて生活するために必要なお金、そしてライフスタイルに合わせた街選び・部屋の条件の決め方にフォーカスを当てご紹介します。

街選びで重視するポイントはライフスタイルによって変わってきます。
また家賃はエリアによって相場が違いますので、事前に家賃相場を確認しておきましょう。

自分のライフスタイルに合う街を選ぶ

重視するポイント

  • □ 通勤・通学
    平日を快適に過ごしたいなら、通勤・通学に便利な街がオススメ。
    目的地への所要時間に加え、乗り換え回数や電車の込み具合、終電の時間などもチェックしましょう。

  • 重視するポイント

□ 休日
休日の時間を充実させたいなら、買い物スポットや遊ぶことができる公園などが近くにあるところがオススメ。

□ 人気の街
家賃は割高になりますが、人気の街での暮らしに憧れる人も多いと思います。
数駅ずらすなど工夫をすれば、意外に安い物件に出会えるかも。

□ 家賃の安さ
家賃を安く抑えたいのなら郊外がオススメ。距離的には遠いですが、快速電車などが充実していれば意外と便利ですし、始発駅なら通勤も楽です。

街の個性も参考に

  • □ 住宅街
    静かで落ち着いた環境を重視する人にはオススメ。スーパーなどの閉店時間が比較的早い場合もあるので確認を。

    □ 学生街
    手頃な家賃の物件が多く、安い飲食店やスーパーもあり、暮らしやすいですが、学生が遅くまで騒ぐこともあるので注意しましょう。

  • 街の個性も参考に

□ オフィス街
街はきれいに整備されていますが、週末に休みの飲食店も多く、スーパーも少ないなど、生活の利便性に難がある場合も。

□ 繁華街
深夜営業の飲食店も多く、買い物も便利なので、一人暮らしには向いています。場所がら騒がしいのがネック。

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部屋を決める条件

まずあなたの希望をリストアップし優先順位を付けましょう。 例えば、物が多い人は収納スペースが広くある部屋、お風呂にゆっくり入りたいという人はバス・トイレ別の部屋、 料理は自炊でという人はガスコンロが備え付けられている部屋を優先するという具合です。

自分の生活スタイルを認識してから部屋選びをしましょう。 最初からあまりピンポイントで細かく絞ってしまうと、候補となる物件が限定されてしまうので、やや緩やかな条件で探すのが良いでしょう。

条件に優先順位をつけよう

□ 家賃
家賃は月収の1/3以内というのが一般的な目安。家賃だけなら予算内に収まっていても、共益費などを足すとオーバーすることがあるので注意。

□ 間取り
一人暮らしの多くが1Rか1Kの間取りです。1Rとは部屋がひとつでキッチンとの仕切りがないタイプ。1Kとは部屋はひとつだが、別に独立したキッチンがあるタイプ。

□ 広さ(面積)
一人暮らし向けの部屋(1R、1K)の面積の平均は18㎡。居室が6畳、キッチンが2畳、そこにユニットバスがついた物件がそのくらいです。

□ バス・トイレ
一人暮らし向けの物件は、バス、トイレ、洗面台の3点が一緒になっているユニットバス(UB)のタイプが多い。バス・トイレが独立している物件は人気が高く、家賃も高めです。

□ キッチン
料理する人はコンロが2口あるタイプがオススメ。しかしその分キッチンが広くなるので家賃も高めです。

□ 収納
収納スペースの平均は1畳分のクロゼット。一人暮らしの洋服や日用品なら、基本的にこの広さで十分。

□ ベランダ
ベランダがあると洗濯物や布団を干すのに便利です。

□ 床
洋室ならフローリング、和室なら畳ですが、 若者にはフローリングの人気が高いです。

□ 玄関
防犯面も重視しましょう。オートロックは鍵を持っている人しか建物に入れませんが、万全ではないので油断禁物。チェーンロックの有無も確認しましょう。

□ 日当たり
南向きに窓があれば、基本的に日当たりは良好です。日当たりが悪いとカビやダニに悩まされることもあります。

□ 防音
近隣トラブルで多いのが騒音問題。音楽を聴いたり、楽器を弾く人、騒音に悩まされたくない人は、壁の厚い防音に優れた物件を選びましょう。

□ 階数
一般的に階数が上がるに伴い家賃も上がります。女性の場合は防犯上、2階以上が望ましい。
ただし、最上階は屋上からの侵入を受けやすいので要注意。

□ 築年数
築年数が古いほど家賃は安めです。新築は設備も最新ですがその分家賃も高い。古くてもちゃんとリフォームされた物件なら、新築並みの快適さで家賃も比較的安いので狙い目です。

□ 室内洗濯機置き場
帰りがいつも深夜の人はバルコニーに置くタイプの洗濯機置き場だと洗濯物が洗えなくなってしまいます。室内洗濯機置場付きの物件を選びましょう。

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公開日
2023/4/12
調 査
アドパークコミュニケーションズ 不動産情報事業部
監 修
アドパークコミュニケーションズ 情報審査チーム