マイホームを購入する、というのは一大事。
快適で家族が楽しく暮らせる家にしたいと思うのは当たり前で、こんなマイホームに住みたい!というイメージや夢はそれぞれあると思います。
日本には古くから家相というものがあり、家の位置・方角・構造などから、その家に住む人の吉凶を判断しています。
最近は風水と一緒に語られることもありますが、土地や家からの影響というのは、人が健康に暮らす上で納得できるものがたくさんあります。
今回は家が家族に与える影響を考えながら間取りをみていきましょう。
家長の運が良くなる家
家相をみる場合は、家族の家長を中心として考えます。
家長が健康であり、仕事運も良ければ、家族の暮らしがより安定しますね。
家の中で家長の場所は北西で、家を探す際に北西が欠けていると家長の場所がない、もしくはエネルギーが弱いとみます。
家長が留守がちになったり、仕事運にも影響が出たりしますし、後援者の場でもあるので、
才能や能力があっても、なかなか認められない等ということが起こってきます。
家相の基本を言うと理想的な形は左右対称で長方形などのように角が欠けていないものです。
気の流れは建物の上下左右のバランスがとれた中をゆるやかに流れていくのが良いとされるので、
形状がイレギュラーな建物ではバランスが崩れ、その中を流れる気も乱れてしまうのです。
理想的な形であるにこしたことはありませんが、特に北西の欠けは意識してチェックしてください。
もし欠けている場合は、植物を植えたりライトをつけたりして調節します。
家族の健康運があがる家
最近は採光のために家の中にパティオ(中庭)などがつくられることも多いようですが、
注意してチェックしたいのはその位置が、家の中心にあるとすれば、住む人たちへの影響が考えられます。
家を明るく、風通しを良くしてくれるのは大変良い事なのですが、家の中心部分はその家の礎となるとても大切な場所。
そこがパティオのように空間になってしまっているのは、あまり良いことではないのです。
同じように家の中心部分が長い廊下になっている場合も注意が必要で、胃腸系にトラブルが出るとも言われます。
また、家の中心にトイレがあるのも大事な気をトイレに流してしまうことになるので家族が不安定な気持ちになってしまいます。
このような間取りの場合は植物や鏡などを置きましょう。
家の中心は、明るく風通しの良いリビングなど家族団らんの場所になっていると良いですね。
あまり日当たりが良くない場合は、壁の色を明るくしたり、照明を明るいものにしましょう。
家具は壁の色との調和を考えて選べば良いのですが、アンティークはあまりおすすめしません。
古い家具には前の持ち主の気が残っていますから、それが家族の気を邪魔してしまう場合もあります。
子どもが元気に育つ家
子ども部屋に適した方位は東や東南です。
エネルギーの勢いがあり、これから成長して行く子どもにはぴったりの場所と言えます。
昔から子どもの吉方は東とされていて、皇太子のことを東宮と呼ぶのもそこに理由があるようです。
そして、大切なのは机の位置です。
机の位置を変えただけで成績があがることもあるくらい影響があると言われています。
部屋を入って正面の場所を避けて、座った時にドアが見える場所に机を置くと良いでしょう。
よく窓に向かって机を置き、ドアに背を向けている部屋を見かけますが、これは勉強に集中できない配置です。
また、玄関をあけてすぐ目に入るのがリビングであると、子供が安心し、安定すると考えられます。
毎日家に帰った時に目に入る光景は無意識の中で影響を与えます。
目に入るものが家族の団らんをイメージさせる場所であり、
またそこを通って自分の部屋に行く間取りになっていると自然と家族との関係にも良い影響を与えるのです。
家相という観点からでなくとも、家に帰ってきた子どもの様子を他の家族が見ることができるのは大切なことですね。
現代では限られた広さの中に建つ家ですから、家相的に整った家というのは実際のところ難しいと言えますし、
家族全員に良いというのもなかなか大変です。
良くないといったことばかりを気にするよりは、明るく、空気が自然に流れるような、
自分がそこにいて心地よいと感じられることが、まずは大切なことです。
そして、ガーデニングを楽しむなら、枯れたものはすぐに処分するなど、
家の中も外もいらないものを置いておかないといった日常の心がけも大切です。
家相を取り入れてマイホーム購入を考えるのなら、基本的なポイントを押さえた上で、そこで暮らす家族の笑顔がイメージできるか?
そんな自分の「気を感じる力」も意識してみてください。
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