長く最低水準を続ける住宅ローン金利の動向を受けて、住宅ローンの借り換えに関する話題が増えています。 店頭金利からの引下げ幅が年々大きくなるなど、購入時に高い金利で借りたローンからの借り換えを検討している人も少なくないでしょう。
借り換えは支払いの利息を減らすことができますが、新たに登記費用や事務手数料などの諸費用が発生するので、その費用分も含めて借り換えのメリットを考える必要があります。 今回は住宅ローン借り換えのメリット・デメリットをご紹介します。
住宅ローンの借り換えとは、高い金利で組んでいたローンを、より低い金利で組み直すなど、有利な条件で借り入れし直すことです。 仕組みとしては、現在借りているローンを一括返済するというもので、総返済額を削減できます。
住宅ローンの借り換えをする場合、現在借入れしている金融機関での借換えはできません。 新たな銀行で現在の住宅ローンの残高を借入し、そのお金をもって従前の住宅ローンを完済します。
借り換えの手順は、新規に住宅ローンを借入れする時とほとんど同じで審査があります。
年収や住宅の担保価値などが問われ、書類も申込み書のほかに年収を証明するものや物件の謄本などを取り揃える必要があります。
また、例えば住宅金融支援機構と銀行ローンなど、複数の住宅ローンを借入れしていた場合には、原則、両方を合わせて借換えをしなくてはなりません。
このように審査や書類等の手続きが必要ですが、手元の資金を大きく減らすことなく効果が期待できるものです。 住宅ローン借入後も情報を集め、より有利に住宅ローンを返済することを検討していきましょう。
一般的に借り換えを行う費用を加味してもお得になる目安は、次の3条件を満たす場合と言われています。
借り換えのメリットは、返済中のローンの金利よりも低い金利のものに借り換えることによって支払いの利息を減らすことができることです。 また、ローンの変動金利や固定金利から長期固定金利のローンに借り換えることで、将来景気などで金利が上がるというリスクを避けることができます。
例えばローン残高が2,500万円、残り返済期間が25年だった場合…
明らかに、現在借入れしているものよりも有利であれば、乗り換えることも可能です。
また、変動金利型だったものを固定金利型に換えたいなど、金利タイプを変更したい場合や、残りの返済期間を延ばして毎回の返済額を引き下げるための借換えも可能になってきています
残高が多い場合や満期までの期間が長い場合などは、金利差が1%なくとも借り換えたほうが得になる場合もあります。
自分に合う住宅ローンは?
申し込み急増!人気のローン「フラット35S」
「住宅ローン」を基礎から学ぶ
頭金なしのメリット・デメリットは?
ライフスタイル別にシミュレーション!