一般的に既存の住宅(戸建て、マンション)を改修することをリフォームやリノベーションといいますが、この二つの言葉には明確な住み分けはなく、使い分けているハウスメーカー、設計事務所等の関係企業は少ないと思います。
古くからリフォームという言葉が使われてきましたが、省エネやCO2削減の機運が高まり、住戸に限らずビルなどの再生利用を積極的に取り入れ始めた頃に出てきた言葉がリノベーションだったと思います。
(諸説あります)と考えれば内装や設備の表面的な改修をリフォームとするならば、機能を一新または付加して建物の寿命を延長する行為がリノベーションと取れるかもしれません。
ここで言う機能の一新、付加とは物理的現象ではなく、生活の質の変化を目的とした行為と捉えています。
一個人の生活を取ってみても一様に見えて実は変化に富んでいます。
長い人生の中だけでも価値観は変わりますし、パートナーや子どもの存在があればまた変わります。
その時に古くなった価値観で出来た建物や部屋を変えることで新しい人生感を具現化することがリノベーションであると考えます。となんだか雲をつかむような話に思われるかもしれません。
具体的にいうと、家づくりにはトレンドが存在します。
唯一無二の家を設計したつもりでも、無意識にその時代の流行を取り入れています。
そのこと自体決して悪いことでありませんが、取り入れ過ぎるといずれ時代遅れ感が出てきてしまいます。
流行は最先端の時は売れますが次の流行になった途端に全く売れなくなります。
ですから普遍的なセンスの中に流行はほんのアクセント程度に取り入れたほうが長く愛着が持てるのではないでしょうか。
流行りすたりに振り回されずに自分自身を見つめ直して得ることがリノベーションと考えます。
リフォーム | リノベーション | |
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概要 |
間取りの変更や水回りでも配管を含めた変更など大がかりなもの。 キッチンやバスルームの入れ替えや壁や床の張り替え、内装を替えたりと小規模なもの。 きれいに直すなど修繕新築時の状態に修復させるのがリフォーム。
従来の住まいに手を加え、快適な暮らしを生み出します。 |
新たに家の性能をあげたり付加価値をつけて生まれ変わらせるのがリノベーション。 ライフスタイルを考え、住み方や使い方などを向上させ、既存建物の魅力を活かせるものに改修していきます。 |
イメージ |
マイナスをゼロに戻すイメージ | マイナスをプラスに上げるイメージ |
例 |
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新築であってもリノベーションであっても必ず制限が掛かります。
ご予算、立地、法律、家族の好みetc、これらに加えてリノベーションの場合は既存の制限が掛かります。例えば給排水管等の設備、柱や耐力壁等の構造体、これらに手を付けるなら新築したほうが早いなんてことになるので、極力触らないのがリノベーションの常套手段です。
これは大きな制限に変わりはありませんが、逆手に取ることでリノベーションらしい魅力が引き出せます。
それでは、いくつかのリノベーション事例をご紹介いたします。
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「家を買う」と「リフォーム」をセットにする新しい住宅購入術
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使いやすい間取りとは?
申し込み急増!人気のローン
安いとだけ考えていると失敗の元!
中古マンションならではの魅力とは?
国内初となるリノベーション団体
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