頭金なしで始めるマイホーム購入[2]|ホームアドパーク

頭金なしでの購入メリット・デメリットは?

頭金なしで早めに購入する「メリット」

メリット
  • 低金利、優遇措置が多い場合など、頭金を準備して購入するより有利な場合がある。
  • 賃貸物件に入居している場合は、頭金を貯めるまでの家賃負担がなくなる。
  • それだけ早く新居で快適な生活ができる。
  • 年齢が若いほど、長期住宅ローンを組めて毎月の返済額を低くできる。が挙げられます。

頭金なしで早めに購入する「デメリット」

デメリット
  • 月々のローン返済額や返済総額が多くなり、審査が通りにくい。
  • 保証料や手数料もローンに組込むと割高になる。
  • 売却してもローン残高が残る「オーバーローン」の可能性が高くなる。
  • 長期住宅ローンの場合、物件のメンテ費用が必要となる場合もあるなどリスクが高い。

結論

せめて「諸費用」は準備しよう!

マイホーム購入に必要な費用として、物件価格の他に「諸費用」があります。一般的に諸費用は物件価格の5~10%必要と言われています。

頭金の準備がないと、物件価格そのものの他に諸費用も含めたローンとなって、それだけ返済額が多くなりますし、 頭金の額によって金利を引き下げる銀行もあるくらいですから、審査を通りやすくするためにも、せめて「諸費用」は準備しましょう。

「諸費用も無理」という場合・・・

ご両親に相談されてみてはいかがでしょうか。 購入資金を、両親や祖父母から「贈与」という形で受取ると、通常は贈与税が課せられますが、非課税枠というものがあります。

2011年内なら「住宅取得資金の特例」1,000万円も上乗せされるので、フルに利用すれば3,500万円まで非課税となるのです。 この制度は国土交通省から継続と拡大の要請あり、有効に使いたいですね。

 

実際の住宅ローン返済額をシミュレーションしよう

年収400万円で2,000万円の物件を購入する場合(ローン利率3.0%で計算)

  • 約99,800円
  • 約24,000,000円
  • 約85,400円
  • 約25,600,000円
  • 約84,300円
  • 約30,360,000円

年収600万円で2,700万円の物件を購入する場合(ローン利率3.0%で計算)

  • 約149,800円
  • 約35,900,000円
  • 約128,000円
  • 約38,410,000円
  • 約126,500円
  • 約45,500,000円

結論

上記で見ると、(1)の25年ローンと30年ローンは、毎月の返済額ではほとんど変わりませんが、返済総額では600万円以上も違います。 同様に、(2)の25年ローンと30年ローンも総額で700万円以上も差が出ることになりますね。

当然ですが、返済期間が短いほど利息が少なくなるわけです。

住宅ローンの種類、返済方法などでも条件が変わりますので、各金融機関のローンシミュレーションを利用したり、銀行に相談して試算してもらうといいでしょう。
ローン金利は、毎月変わります。 また、「フラット35」やほとんどの「民間住宅ローン」は、ローン申込み時ではなく、実行時の金利が適用されることも承知しておいてください。

頭金がないことは、それだけ返済額が多くなり、リスクを伴います。
ですから、他のリスクを少しでも減らして、自分に合った無理のないローンを組むことが大切です。

 

頭金がなくても無理のない住宅ローンの組み方のポイント

  • 「諸費用」は現金で支払う。住宅ローン保証料が必要な場合は「外枠」で払う。
    (保証料も含めてローンを組むと0.2%ほど金利が上がります)
  • 引越し費用や家具購入費など、当面必要な費用は手元に残しておく。
  • 両親や祖父母からの「贈与」を受ける。
  • 「ボーナス併用払い」は避ける。
  • 年間返済額は年収の1/4(返済比率25%)と考えて購入価格を決める。
  • 夫婦共働き世帯で出産を考えている場合は、収入の減少も考慮する。
  • 万一の場合、資産価値が下がりにくい物件か、あるいは売りやすい物件かも考える。
  • 審査では直近2年間の年収(源泉徴収票)で判断されます。転職をする場合はご注意ください。
 

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